Photogenic Night Sky

夜空の楽しみかたを解説してます。

星空指数って当たらないの?天気予報アプリ8つを比較してみた

星空を見に行くときに一番厄介なのが雲です。

雲で空が覆われてしまったらすべてが台無しです。

というわけで最近の私は直前の天気予報を見たうえで星空を見に行くのですが、天気予報が当たらないと困ります。

そこで今回、10回以上星空を見に行ったことのある私が独断と偏見で当たる天気予報アプリにランキングを付けました。

今回の趣旨

今回の条件は晴れ予報で晴れ、曇り予報で曇りとなる回数が多い天気予報を探すことです。

体感で雲量が2割以下の場合を晴れ、それ以上を曇りと定義します。

気象庁の定義だと8割以下だと晴れ、9割以上で曇りですが、正直雲量8割では星どころじゃないです。

今回は雲量2割以下を晴れ、それ以上を曇りと定義しなおします。

予報が甘い場合、つまり曇り予報では曇るときが多いが晴れ予報でも曇るときが多い場合は「予報甘め」とします。

逆に予報が厳しい場合、つまり晴れ予報では晴れるときが多いが曇り予報でも晴れるときが多い場合は「予報厳しめ」とします。

また、晴れ予報で曇り、曇り予報で晴れとなるときがいずれも多い場合は「予報不安定」とします。

晴れ予報で晴れ、曇り予報で曇りとなるときがいずれも多い場合は「予報当たる」とします。

なおこの記事は特定の天気予報を貶めるものではなく、星空がきれいに見れるかどうかというのを判断するという目的に合っているかどうかを書いているものです。

天気予報によっては晴れか曇りの予報よりも降水確率や気温、風速のほうが得意なものもあります。

目的に応じて使い分けるのが一番です。

その上で、今回は星空観察のための天気予報にランキングをつけました。

7位 Accuweather

予報:不安定

表示:多段階

7位はAccuweatherです。

美ヶ原高原に行ったとき、Accuweather以外のお天気アプリはすべて快晴予報でした。

Accuweatherのみが曇り時々雨を予報していました。

結局外れました。

Accuweatherは日本の不安定な気候を予測するのに向いていないのかもしれません。

海外に行ったら使えるかもしれないですね。

6位 ウェザーニュース

予報:不安定

表示:晴れか曇りの2つ

6位はウェザーニュースです。

ウェザーニュースは結構当たりません。

晴れると言っていたのに曇り、曇りと言っていたのに晴れるときが少なからずあります。

たぶんウェザーニュースの晴れの定義は雲量8割以下だと思うのでしょうがないですね(違っていたらごめんなさい)。

ただ、5分ごとの実況天気は結構当たるのでよく見てます。

5位 Weawow

予報:厳しめ

表示:多段階

5位はWeawowです。

お天気アプリのWeawowは1時間ごとの雲量を%で表示してくれる機能があります。

ただ、晴れが続いていても雲量が90%くらいのときがあるので雲量が絶望的でも安心してください。

逆に雲量が一桁台の場合はチャンスが大きいです。

4位 Wunderground

予報:厳しめ

表示:多段階

4位は Weather Underground (Wunderground) です。

お天気アプリの Wunderground は予報に色々段階があって読むのが難しいです。

ただ、完全なお月さまアイコンが並んでいたらほとんど晴れます。

お月さまアイコンの下に雲がちょこんとある場合もチャンスは大きいでしょう。

3位 tenki.jp 星空指数

予報:甘め

表示:0から100までの多段階

3位はtenki.jpの星空指数です。

tenki.jpはアプリとウェブサイトの両方があります。

星空指数が100だったら(外れるときもありますが)晴れる確率がかなり高いです。

反対に、星空指数が30以下だったら望みはあまりありません。

(1回青森県に星空を見に行ったとき、星空指数が0だったのに一晩中快晴でした…)

予報が甘いので絶対に晴れるというわけではありませんが、星空指数が50以上だったら晴れるチャンスは十分あります。

星空指数のいいところは、月齢を考慮してくれることです。

月が出ているとき、月の明かりが強すぎて星空が見にくくなります。

満月ならなおさらです。

tenki.jpでは満月期の場合、どんなに晴れていても星空指数は80になります。

反対に、星空指数が100の場合は星空が見頃というわけです。

2位 Windy ECMWF

予報:厳しめ

表示:多段階

2位はWindyアプリのECMWF気象モデルの予報です。

Windyの気象モデルは色々選べて、もうひとつMSMというのもあります。

ただ、MSMは予報が甘くて外れるときが多いのでECMWFのほうがおすすめです。

ECMWFの予報は厳しいですが、晴れ予報のときはほぼ晴れます。

もちろん天気予報なので絶対はないですが、ECMWFが晴れといったらチャンスありですね。

反対に、曇り予報でも晴れることが時々あります。

この場合は他の天気予報も見ながら総合的に判断するのがいいでしょう。

ただ、Windyは1時間ごとの予報を見るためには課金が必要になります。

無料版だと3時間ごとになります。

個人的にはサブスクして正解だったなと思いますね。

1.5位 Apple純正のお天気アプリ

予報:厳しめ

表示:多段階

番外編ですが、2位と1位の間はApple純正のお天気アプリです。

Apple製品を持っている人しか見れないみたいなので番外編という扱いにしておきます。

このお天気アプリは予報が厳しいです。

ですが晴れ(夜の場合はお月さまアイコン)が並んでいたらほぼ晴れます。

曇り予報で晴れているということは時々ありますが、晴れアイコンで曇ることは稀です。

予報が厳しいので曇りアイコンで不安になるかもしれませんが、晴れアイコンであればチャンスが大きいと見ていいでしょう。

1位 Yahoo天気

予報:当たる

表示:多段階

1位はYahoo天気になりました。

Yahoo天気もtenki.jpと同じく、アプリ版とウェブサイトがあります。

Yahoo天気の良いところは天気を単純な「晴れ」「曇り」「雨」ではなく、「晴れ間ありの曇り」「雲が少しある晴れ」などと分けてくれるところです。

この写真みたいに完全なお月さまアイコンがずっと並んでいたら最適です。

この状態で急に曇りだすことはほぼありません。

もちろん天気予報なので絶対はありませんが、少なくとも私はそういう経験をしたことはありません。

完全なお月さまアイコンが理想ですが、たまにお月さまの下に小さな白い雲があるアイコンが出てきます。

この場合も晴れる確率は十分あります。

その場合雲が時々流れることはありますが、晴れ間が十分にあるので星空を楽しむことができます。

総合的に判断しよう

最後に伝えたいのは、ひとつの天気予報だけを見て判断するのはやめてほしいということです。

Yahoo天気も百発百中で天気を当てられるわけではありません。

色々な天気予報を見て、晴れになりそうかどうかを総合的に判断する必要があります。

個人的には、WeawowからYahoo天気までの6つはいつも見てます。

天気は最後までわかりません。

天気予報が晴れ予報でも曇ることはあります。

ですがそれは仕方ないです。

星空観察の嫌なところは天気に左右されることですが、同時に雲の隙間から星が見れたときの感動はどんなものにも代えられません。

天気は運試しの要素が強いですが、それを含めて星空を楽しむことができたらいいですね。

では。