Photogenic Night Sky

夜空の楽しみかたを解説してます。

サイト移転のお知らせ

こんにちは。

これまではてなブログで1年近く運営してきましたが、機能に限界を感じたのでWordpressサイトに引っ越すことになりました。

photogenic-cosmos.com

移転先はこのサイトです。

今まで多くの方に読んでいただきありがとうございました。

すでに全記事にリダイレクトを設定しましたが、このはてなブログは残すつもりです。

引き続き新サイトでも楽しんでいただけたらと思います。

photogenic-cosmos.com

ケフェウス座のNGC6946銀河(花火銀河)を野辺山から

6月の野辺山遠征シリーズの続きです。

NGC7331とNGC5371はこちら↓

photogenic-night-sky.hatenablog.com

photogenic-night-sky.hatenablog.com

今回の遠征では梅雨前の最後のチャンスだと思って、銀河だけを撮っていました。

夜明け前にはすでにケフェウス座のNGC6946銀河(花火銀河)が昇ってきていたので撮影してみました。

どんな感じになったのか見てみましょう。

結果

Date: Jun 6 in 2025
Location: @野辺山 (SQM 21.68)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10°C)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance Filter
Exposure: 3min x18 (54min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT

途中から雲がやってきたせいで1時間も露光できませんでした。

残念です。

また、焦点距離不足であまり解像していないですね。

ASI533MC Pro も画素数が少ないので小さい銀河には不向きです。

ですがf値が明るかったおかげで、なんとか見れる写真にはなりました。

処理してみたらかなり赤っぽい銀河ですね。

きっと天の川の塵の影響でオレンジ色に傾いてしまっているのでしょう。

2月に撮ったIC342も似たような感じでした。

photogenic-night-sky.hatenablog.com

ですが私はNGC6946のほうが色が鮮やかで好きです笑

少し小さいのが難点ですけどね。

焦点距離が800mmだとやっぱり短いです。

拡大するとf値が大きくなって遅くなりますが仕方ないのでしょうか。

口径が大きくなると機材が重くなってしまうのでこれぐらいが一番扱いやすいのかもしれません。

今度は違う機材でリベンジしてみたいです。

では。

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NGC5371とHCG68銀河群を野辺山から

ついこの間まで野辺山に天体写真遠征に行っていました。

月が出ていたせいで結構空が明るかったですが…🥺

今回紹介するのは、月齢8の月が輝いている横で撮ったNGC5371とHCG68銀河群です。

月の影響はどれくらい出てしまっているのでしょうか。

結果

Date: Jun 4 in 2025 (Moon 63%)
Location: @野辺山 (SQM 21.68)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10°C)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance Filter
Exposure: 3min x38 (114min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT

月が輝いている面積は満月の63%ほどで、月と天体の離角は49°ほどでした。

ただ、このとき月は高度が20°未満の位置にいたので影響は少なかったのかもしれません。

1日目は月の影響は少なかったですが、2日目になると月が70%以上になりかなり苦しめられました。

そんな時期に遠征行くなよって話ですが笑笑

まあ今回の検証で半月まではなんとかなりそうなことがわかったので、次からは気をつけます。

アノテーションしてみましょう。

NGC5350, NGC5353, NGC5354, NGC5355, NGC5358, NGC5371 が写っています。

アノテーションがなんかおかしくて一部のNGC銀河がPGCになってしまっていますが。

十字に光っている明るい星はHD121197で、6等星です。

6等星でもこんなに明るく写るのだからすごいですよね。

下側になんか小さくて面白い銀河が写っています。

PGC49480(UGC8841)という名前で、調べたら15等級くらいの明るさらしいです。

こんなに暗い銀河が写るのはやっぱり野辺山の空の暗さのおかげですね。

また新月期の前後に訪れたいと思います。

では。

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NGC7331とステファンの五つ子(HCG92銀河群)

梅雨前の快晴予報が出ていたので、6/4-6の2泊3日で急遽野辺山に遠征してきました。

月が出ていたものの「なんとかなるでしょ」という感じで行きました。

6月は夜が短く、2日目は半分曇ってしまったので思うようには行きませんでしたが、様々な銀河を撮ることができて楽しかったです。

というわけで今日は野辺山で撮ったNGC7331とステファンの五つ子(HCG92銀河群)を紹介します。

結果

Date: Jun 5 in 2025
Location: @野辺山 (SQM 21.68)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10°C)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance Filter
Exposure: 3min x37 (111min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT

6月は日が昇るのが早く、1時くらいから3時くらいまでの時間しか撮影できませんでした。

月が沈む前にも色々撮っていたので L-Quad Enhance フィルターをつけています。

やっぱり月が沈んだ後の空のほうが何倍も暗いですね…

次からは新月前後に行くか、最低でも半月までの時期にしたいです。

ただ、今までずっと撮りたいと思っていたステファンの五つ子が撮れたのはよかったです。

拡大して見てみましょう。

結構ちゃんと写ってますね。

2月の遠征ではシーイングが悪くて銀河の細部が潰れてしまったものもありますが、今回は気流が安定していてよかったです。

ただ、うちのR200SSは主鏡の裏面がバキバキに割れていてあまり精度がよくないみたいです。

いずれは新しい鏡筒に乗り換えることになるかもしれません。

今回はたくさん写真を撮れて楽しかったので大満足です。

梅雨が明けたらε-130Dで星雲を撮りたいですね。

アノテーションをしてみましょう。

NGC7317, NGC7318, NGC7319, NGC7320, NGC7331, NGC7333, NGC7335, NGC7336, NGC7337, NGC7338, NGC7340, NGC7343 が写っています。

これはステファンの五つ子です。

銀河がたくさん集まっている様子がわかりますね。

NGC7331のほうも見てみましょう。

こっちにも銀河がたくさん集まっています。

この銀河の集団は "Deer Lick group" (アメリカの地名 Deer Lick Gap にちなんで) と呼ばれることもあるみたいですが、アマチュア天文家での間での非公式な愛称みたいです。

実際にはこれらの銀河は物理的に重力で結びついている銀河群ではなく、見かけ上近くに見えるだけみたいです。

一方、ステファンの五つ子(HCG92銀河群)は重力相互作用をしている銀河群です。

重力相互作用で銀河から潮汐尾が伸びている様子もわかりますね。

なにはともあれ、NGC7331とステファンの五つ子は前からずっと撮りたいと思っていたので今回撮ることができてよかったです。

次野辺山に行くときには新月前後に行きます笑

では。

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星雲・星団の写真の撮り方は?必要な機材まとめ!

「星雲の写真を自分の手で撮ってみたい!」

そんな憧れを現実にするのが天体写真という魅力的な趣味です。

ですが、いざ始めようとするとわからないことだらけ。

「どのカメラを選ぶべき?」

「望遠鏡って必要?」

「赤道儀って高いけど本当に必要?」

そんな疑問に答えるべく、この記事では天体写真に必要な知識と道具を体系的に解説します。

カメラの種類と選び方

天体写真の世界では「普通のカメラ」とは異なる性能が求められるため、使われるカメラもやや特殊です。

大きく分けて以下の2種類があります:

① 改造一眼カメラ(デジタル一眼レフ/ミラーレス)

② CMOS/CCD天体カメラ(専用冷却カメラ)

それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。

改造一眼カメラ:手軽に始めやすいが限界もある

改造一眼カメラとは、市販のデジタル一眼レフやミラーレスを天体用に改造(色調整フィルター除去)したものです。

特にHα領域(赤い星雲)を写すのに効果的で、入門者にも人気があります。

メリットは

・フルサイズ機が安価に手に入る(中古市場も豊富)

・ホワイトバランスを変えれば普段使いの撮影にも流用可能

・ファインダーやライブビューなど操作が手軽

というものがあります。

初心者の人にとってはライブビューがあるのはありがたいですね。

デメリットは

・FITS形式に非対応(JPEGまたはRAWのみ)

・内部の画像処理エンジンで淡い星雲構造が埋もれる可能性

・センサー温度が上がりやすく、長時間露出でノイズが目立つ

・USB給電に対応していない機種だと電池切れする可能性

というものです。

色々デメリットはありますが、初心者が「まず天体写真を始めたい」と思ったときに最適な選択肢だと思います。

おすすめはノイズ耐性が凄まじく強い Nikon Z6II です。

愛用者もたくさんいるのでネットで情報が集まりやすいと思います。

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上の記事では星景写真用として紹介していますが、天体写真にも十分使える性能です。

新星景写真を撮るときにも大活躍するので持っておくといいでしょう。

CMOS/CCD天体カメラ:冷却機能付きで天体撮影に最適化

ZWOやQHYなどの天体専用カメラはCMOS/CCDセンサーを搭載し、冷却機能を内蔵した本格派機材です。

FITS対応で温度やゲインの制御など、天体写真のために作られたカメラです。

メリットは

・冷却機能によりノイズが激減し、淡い星雲もきれいに写る

・FITS形式対応で後処理に最適

・ゲインや露出時間などを完全手動で細かく調整可能

・長時間露出やナローバンド撮影に強い

というものがあり、天体写真にはもってこいです。

ですがデメリットもあり、

・普段の撮影には全く使えない

・モニターやライブビューがない

・専用ソフトや機材との連携が必要(初心者にはやや難しい)

・モノクロ機はフィルターホイールが必要になる

という感じで初心者には難しいです。

ですが、一度使いこなせば一眼カメラとは比べものにならない画質が得られます。

挑戦してみたい方はぜひ買ってみてください。

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カメラの比較表

特徴 改造一眼カメラ CMOS天体カメラ
センサー APS-C or フルサイズ マイクロフォーサーズ、APS-Cやフルサイズなど豊富
価格 比較的安価(中古あり) フルサイズは高価だがAPS-Cなどは比較的安価
冷却機能 なし あり(−10℃前後)
データ形式 JPEG/RAW (FITS非対応) FITS対応
画質 良好だが内部処理で情報が減ることも 天体写真向けに最適化。構造がよく写る
操作性 単体で撮影可(液晶あり) モニターなし。PCまたはASIAir必須
初心者適性 ◎ (手軽) △ (学習が必要)
本格撮影適性 ○ (新星景写真や広角星野写真には大活躍) ◎ (淡い星雲や銀河など、難しい天体で大活躍)

初心者が選ぶべき望遠鏡。まずは「屈折」か「反射」かを知ろう

天体写真を始めると、「どんな望遠鏡を選べばいいの?」と迷う方が多いです。

結論から言えば、初心者が安心して使えるのは屈折望遠鏡です。

そして「より深く学びたい・大口径が欲しい」なら反射望遠鏡がおすすめです。

まずは屈折と反射の違いを知りましょう。

初心者におすすめの扱いやすい屈折望遠鏡

屈折望遠鏡とは、カメラレンズのように光を屈折させて光を集める望遠鏡のことです。

安いモデルだと色収差といって、星の周りに変な色にじみが出ることがあります。

特徴は

・レンズで光を集める

・光軸ズレがなく、調整不要

・コンパクトで取り扱いやすい

・アポクロマートなら星像がシャープで色再現性も良好

といった感じです。

カメラレンズに慣れている人は屈折望遠鏡から始めるのがいいと思います。

向いている人は

・初めての天体写真に挑戦したい

・メンテナンスが少ない機材がいい

・星雲や星団の撮影を気軽に始めたい

という人です。

メンテナンスがほぼ不要で、難しいことをしたくない初心者には特におすすめです。

代表的なモデルは William Optics のRedcat51や、タカハシのFC-76DPなどがあります。

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詳しいことはこの記事で書いています。

光量と価格重視なら反射望遠鏡

反射望遠鏡とはレンズで光を集めるのではなく、鏡の組み合わせで光を集める望遠鏡のことです。

鏡を使っているので色収差がなく、中華の安いモデルでもいい写真が撮れます。

特徴は

・鏡で光を集める(ニュートン式が主流)

・大口径の割に安い

・使うたびに光軸調整が必要

・撮影時にはバックフォーカスや干渉対策が必要なことも

・結露対策がめんどくさい

といったものがあります。

向いている人は

・お金がないけどいい写真が撮りたい

・より多くの光を集めて暗い対象を狙いたい

・光軸調整など機材の扱いにも興味がある

・将来的に本格的なディープスカイ撮影を目指したい

といった人たちです。

もちろん反射望遠鏡でも高いモデルのほうがよりシャープですが、Sky-Watcherなどの安い望遠鏡でもいい写真が撮れるのが反射望遠鏡の魅力です。

ただ、初心者で挫折したくない人は屈折望遠鏡を選びましょう。

代表的なモデルはSky-Watcherの130PDSやビクセンのR200SSがあります。

130PDSはAmazonや楽天でも売っているのでのぞいてみてください。

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望遠鏡の比較表

比較項目 屈折望遠鏡 反射望遠鏡
扱いやすさ ◎ (初心者向け) △ (使うたびに光軸調整が必要)
メンテナンス 少ない 光軸調整や結露対策が必要
価格対口径 高め 安め (大口径モデルが安く手に入る)
重量 軽量・コンパクト 大きくなりがちだが口径の割には軽い
撮影向き 星雲・星団 星雲・銀河など暗い対象

赤道儀は天体写真の土台。本気で撮るなら投資は惜しまないで

天体写真の美しさを左右するのはカメラや望遠鏡だけではありません。

むしろ最も重要なのは赤道儀です。

赤道儀とは地球の自転に合わせて星を正確に追尾する装置で、長時間露出する天体写真では必須の機材です。

なんで赤道儀がそんなに重要なの?

天体写真は光をためて撮る写真です。

星雲や銀河の淡い光を捉えるには1枚あたり2から5分、時には10分以上の長時間露出が必要です。

しかし、星は地球の自転で常に動いています。

追尾しなければ星が線になってしまい、どれだけ高級なカメラを使っても美しい写真にはなりません。

また、赤道儀を使わなければそもそも天体がカメラの視野から出ていってしまいます。

これでは天体の写真は撮れませんね。

そこで必要なのが「精密に星を追いかけ続ける赤道儀」なのです。

できれば赤道儀には30万円ほどの投資を。理由は精度と将来性

赤道儀には大きく2種類あります。

それがポータブル赤道儀と本格赤道儀です。

項目 ポータブル赤道儀 本格赤道儀 (赤緯軸付き)
重量・サイズ 軽量(1-3kg)でコンパクトで持ち運びやすい 重量級(5-15kg)で運ぶのが大変
価格帯 約5-8万円 約15-30万円
追尾精度 簡易追尾(1分露光ほどで限界) 高精度追尾(5分以上の露光も安定)
対象の選択(自動導入) なし(手作業で天体を探さないといけない) あり(選んだ天体に自動で望遠鏡を向けてくれる)
オートガイド対応 一部モデルのみ対応 標準で対応
積載重量の目安 約2-3kg 約10kg前後(大型鏡筒や冷却カメラ可)
セットアップ時間 約5-10分 約15-30分
向いている撮影対象 星景写真、月、明るい星雲 淡い星雲や銀河
遠征での扱いやすさ ◎ (手軽に持ち出せる) △ (重量・設営に時間がかかる)
初心者へのおすすめ度 △ (導入しやすいが天体写真には不向き) ◎ (学習が必要だが慣れれば難しくない)

具体的なおすすめモデルはケンコーのSE2-JやZWOのAM3またはAM5Nです。

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www.starbase.co.jp

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ASIair使用者で軽さ重視ならAM3がいいと思います。

AM5Nはさすがに高いですね…

精度はそこそこでも安くて軽いのがいい、という人は Star Adventurer GTi がおすすめです。

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安い赤道儀で始めると早く限界が来る

赤道儀はカメラや望遠鏡に比べると地味で、ケチりたくなってしまうかもしれません。

しかし、赤道儀はカメラや赤道儀に比べて遥かに重要と言っても過言ではありません。

理由は、カメラや望遠鏡は目的に合わせて買い換えればいいですが赤道儀は一生使うものだからです。

それに、安い赤道儀だと星がブレブレになったり自動導入がなかったりと悪い事だらけです。

「最初はポータブル赤道儀で…」と思っても、数ヶ月で以下の壁にぶつかる人が多いです:

・星がすぐに流れる

・たまに星が跳ねて戻らなくなったりする

・撮りたい天体(暗い星雲・銀河)が撮れない

・自動導入がないため手動で天体を入れるのに30分以上かかる

・オートガイド非対応で長時間露出に不向き

このような理由で、最初はポータブル赤道儀で天体写真を始めた人のほとんどが赤道儀を買い直しています。

結果的に、「最初から30万円クラスを買っておけばよかった」という声が非常に多いのです。

赤道儀は妥協しない。良い赤道儀は30年使える投資

天体写真が成功するかどうかを決めるのは追尾精度です。

いくら素晴らしいカメラと望遠鏡を持っていても、星を追尾できなければ綺麗な写真は撮れません。

予算が限られている場合でも、カメラや望遠鏡より赤道儀に優先して投資すべきなのはそのためです。

しっかり選べば、買い換えずに長年活躍できる相棒になってくれます。

本気で星を撮るなら、30万円の赤道儀は「最初で最後の買い物」にできるかもしれません。

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実際の撮影の仕方

カメラ・望遠鏡・赤道儀を揃えたらいよいよ撮影が始められます。

撮影の仕方をひとつずつ解説しますね。

望遠鏡とカメラを接続

まず最初にやるべきは望遠鏡とカメラの接続です。

望遠鏡を巨大なレンズと思えばわかりやすいのではないでしょうか。

カメラにはレンズをつけないと撮影できません。

接続は望遠鏡とカメラによって異なるので調べてください。

Redcat51とASIのカメラの場合はこの記事を参考にしてください。

photogenic-night-sky.hatenablog.com

赤道儀を北向きに置く

次は赤道儀の設置です。

赤道儀の置く向きは決まっていて、向きを間違えると写真が撮れません。

三脚などにNと書いてあればそれを北に向ければOKです。

赤道儀に望遠鏡を固定する

次は赤道儀に望遠鏡を載せます。

望遠鏡には赤道儀に載せるために必要なアリガタ(三脚座のようなもの)がついているはずです。

なければ買いましょう。

それを赤道儀にはめこんで固定します。

しっかり固定しないと落下する危険があるのでガッチリ固定してください。

ピント合わせ

その次は望遠鏡のピントを合わせます。

明るい星に望遠鏡を向けて、ピントリングを動かして星が最も小さくなるポイントを探してください。

見つからなければバーティノフマスクを使うのも有効です。

Redcat51の場合はクリアバーティノフマスクがレンズの蓋の中に入ってます。

優しいですね。

反射望遠鏡の場合はピント合わせがシビアになるので必ずバーティノフマスクを使いましょう。

バーティノフマスクにも大きさが色々あるので望遠鏡の口径に合うものを選んでください。

屈折望遠鏡の場合はこれでいいと思います。

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反射望遠鏡の場合はこれでいいと思います。

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必ず望遠鏡の外径と合うか確認してから購入してください。

バーティノフマスクをつけて明るい星を撮影すると星の周りに3本の線が現れるので、それらの角度や長さが対称になるようにピントリングを調整してください。

星が小さくなる位置を直感で探すよりも楽だと思います。

極軸合わせ

次は極軸合わせです。

ASIairやEkosを使う場合、望遠鏡を30°ずつ動かして星の位置を解析することで極軸のずれを教えてくれる便利機能があります。

極軸調整ボタンを押したら自動で赤道儀が動いて、計算が終わったら極軸のズレを数値で教えてくれます。

それを見ながら極軸を追い込んでいく作業が極軸合わせです。

少しずつネジを動かしてまた計算して…の繰り返しですが、慣れれば3分で終わります。

意外と難しくないのでやってみてください。

オートガイドのキャリブレーション

オートガイドを使う場合、次にやるべきことはキャリブレーションです。

キャリブレーションも簡単で、ガイド鏡のピントを合わせてキャリブレーションボタンを押すだけです。

数分待っていると終わります。

ただ、赤緯が高すぎるとエラーが出る場合があるので北極星の周りに望遠鏡を向けないようにしましょう。

撮影開始!

ここまで来たらいよいよ撮影できます。

暗い場所の場合、1枚あたりの露光時間は3分くらいがいいでしょう。

カメラによって最適なゲインやISOは違うので調べてみてください。(俗に言うスイートスポットです。)

あとで合成することを考えると2時間以上は同じ天体を撮影するのがいいと思います。

撮影時間が長いほど滑らかな画像が得られるので粘ってみてください。

前処理

撮影が終わったら、次は集めたデータをもとに画像処理をします。

ここで、撮影データには余計なノイズやゴミの影が残っている場合があります。

それを除去するためにバイアス、ダーク、フラット補正が必要になります。

ここで、撮影直後にフラットフレームを撮るのが鉄則です。

カメラを望遠鏡から外すとフラットフレームは撮れなくなってしまうので注意してください。

詳しい撮り方はこの記事で解説しています。

photogenic-night-sky.hatenablog.com

また、バイアスとダークは次のような方法で撮れます。

バイアス:カメラに蓋をして、撮影時と同じ設定で最短撮影時間(1msくらい)で100枚くらい撮影する。

ダーク:カメラに蓋をして、撮影時と同じ温度・露光時間・設定で100枚くらい撮影する。

これでようやく撮影データが集まりました。

これをPixInsightのWBPPやDeepSkyStackerなどに放り込みます。

こうしてようやく1枚の画像が得られます。

画像処理

前処理が終わったら、いよいよその画像を処理していく作業に入ります。

具体的には色かぶり除去、色合わせ、コントラストの強調などがあります。

詳しくは調べてみてください。

まとめ:天体写真は誰でも始められる!

ここまで色々書いてきましたが、星雲の撮影は機材と知識さえあればそれほど難しくはありません。

慣れればこんな写真も撮ることができます。

今日からあなたも夜空の写真を撮ってみてください。

きっとその面白さにハマるはずです。

では。

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天体望遠鏡で撮影するには?必要な機材やおすすめアイテムを解説[初心者向け]

「望遠鏡で天体を撮ってみたいけど、何が必要かわからない…」

「スマホや一眼カメラでも撮れるの?」

「月や土星、アンドロメダ銀河って本当に写せるの?」

そんな疑問を抱えている初心者の方に向けて、この記事では「望遠鏡 撮影」に関する情報を実体験ベースで徹底的に解説します。

特に今回は、以下の3つの天体ジャンルごとに分けて解説します。

月の撮影:手軽に始められる入門編。望遠レンズでもOK!

惑星の撮影:土星の輪や木星の縞をとらえるには?

ディープスカイ撮影(星雲・銀河):赤道儀や長時間露出が必要な本格領域

さらに、それぞれに対して

・必要な機材は?

・スマホ撮影でどこまでできる?

・どんな写真が実際に撮れるの?

という点まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説していきます。

「機材がないから無理」とあきらめていた方も、この記事を読めば今あるカメラやスマホでも天体写真の世界に一歩踏み出せるようになります。

ぜひ最後までご覧ください。

月の撮影!初心者に最も優しい撮影対象

必要な機材

まず、身近な天体といえば真っ先に月が思い浮かびますね。

夜空で明るく輝く月はロマンチックで美しいです。

その姿を写真に撮ってみたいという人もいるのではないでしょうか?

というわけで必要な機材を紹介します。

種類 機材例 補足
撮影機材 一眼レフ/ミラーレスカメラ RAWでの撮影推奨
望遠鏡 屈折式60-80mmクラス 焦点距離は800mm以上
望遠レンズ(代替) 300mm-600mm以上 望遠鏡がない場合はこちら。テレコンバーターを使うのもあり
三脚 ガッチリしたもの 微振動に強いものを選ぶ
レリーズ or タイマー シャッター操作によるブレ防止用 タイマー2秒でもOK

月は天体の中でも最も簡単で初心者向きの天体です。

理由は、非常に明るくて大きいからです。

天体の中には非常に暗いものや小さいものもありますが、月は肉眼ではっきり見えるほど明るいです。

ですが綺麗に撮影しようとすると意外とテクニックが必要な奥深い天体でもあります。

基本の撮影方法は望遠鏡を月の方に向けて、三脚を固定してブレないようにしてからシャッターを切るだけです。

なので月は高価な望遠鏡がなくても十分に撮影可能です。

特に、満月ではない上弦や下弦の月は陰影が強く出て、望遠レンズでもクレーターが立体的に見えやすいです。

実際に私が800mmのレンズで撮影した月がこちらです。(クロップ済み)

拡大すると不自然な部分もありますが…🥺

さらにクレーターを綺麗に描写するには2000mm以上の焦点距離のある望遠鏡で複数枚撮影し、あとから合成する手法もあります。

これは焦点距離800mmの望遠鏡で撮影した朧月です。

月の全体像は写っていますがクレーターはいまいちですね。

細かいクレーターを写したい場合、フルサイズカメラと組み合わせると焦点距離は2000mmくらい必要な気がします。

スマホ × 望遠鏡でも撮れる?

では、望遠鏡とスマホを組み合わせて月を撮ることはできるのでしょうか?

もちろん可能です。

昔に私がスマホと望遠鏡で撮った昼間の月がこちらです。

もちろん一眼カメラに比べると解像感は劣りますが、スマホでここまで撮影できるのは楽しいと思います。

また、現在ではGalaxyなどのスマホが望遠ズームを搭載していて月を撮ることもできます。

機材別に比較してみましょう。

撮影方法 メリット デメリット
一眼レフ+望遠鏡 解像感最強・拡大撮影可能 撮影技術・装備が必要
一眼レフ+望遠レンズ 軽量・手軽・高画質 倍率に限界がある(最大800mm程度)
スマホ+望遠鏡 倍率が高くクレーターくっきり セットアップに手間・揺れやすい

どれを選ぶかは予算や目的で決めればいいと思います。

月は初心者にも始めやすく、天体写真の第一歩として最適なターゲットです。

惑星の撮影!意外と上級者向け

惑星撮影の難しさ

次は惑星の撮影の仕方を書いていきます。

惑星も月に劣らず明るいのですが、最大の難点として惑星は小さすぎるんですね。

具体的に言うと、フルサイズと組み合わせる場合月に使う焦点距離は2000mmくらいですが、惑星の場合は20000mmを超えます。

なのでほとんどの場合は惑星撮影で直接望遠鏡と一眼カメラを繋ぐ方法は使われず、アイピースを通して拡大するかセンサーサイズの小さなCMOS/CCDカメラを使うのが一般的です。

また、惑星は小さすぎるがゆえに大気のゆらぎの影響を大きく受けます。

大気のゆらぎは日によって変わり、大気のゆらぎが少ない日(シーイングがいい日)はシャープに写りますがシーイングが悪い日は惑星がぼやけて何も写りません。

なので惑星撮影は天体写真の中でも特に難しいジャンルと言われています。

スマホでコリメート撮影

ただ、ぼやけた惑星をただ写すだけならスマホでも簡単にできます。

必要なのは焦点距離の長い望遠鏡とアイピースです。

アイピースとは望遠鏡を目で覗いて月や惑星を観察するのに必要なレンズで、それぞれ倍率が決まっています。

アイピースを取り替えれば倍率が変わります。

顕微鏡の対物レンズをくるくる回して倍率を変えるのと同じような感じです。

ただ、拡大率が大きすぎると惑星を見つけるのがものすごく大変になります。

実際にやってみればわかりますが、望遠鏡を動かして小さな惑星をアイピースの視野の中にいれるのはかなり難しいです。

なので最初は広いアイピース(30mmなど)で惑星を見つけて、徐々に狭いアイピース(10mm)に切り替えていくのが一番いいでしょう。

例として、木星を撮影するなら2000mmの望遠鏡に10mmのアイピースを使えばばっちり縞模様が見えるはずです。(これでもまだ小さいですが)

ただ、この方法はお金がかからないものの惑星を見つけるのが非常に大変で、得られる画像もぼやけたものです。

本気で惑星撮影に取り組むなら別の方法を考える必要があります。

ガチの惑星撮影をしたいならこれ!

教科書や天文年鑑に載っているような惑星写真を撮るには特殊な機材が必要になります。

ざっとこんな感じです。

項目 推奨例 役割・ポイント
望遠鏡 焦点距離2000mm以上 惑星に必要な高倍率を確保
バローレンズ 2倍から4倍 さらに像を拡大してディテール強調
カメラ ZWO ASI662MC など 高感度・小センサーで拡大撮影に最適
赤道儀 自動導入できるモデル 視野に収めるには自動導入が必須
撮影ソフト SharpCap / FireCapture 高速動画をキャプチャー
画像処理 AutoStakkert! → RegiStax 動画を高解像度画像に仕上げる

ポイントは惑星をものすごく拡大して大量に写真を撮影し、大気の影響を受けていないコマを選別して合成することによりシャープな像を得ることです。

特にカメラはセンサーサイズがものすごく小さいモデルを選ぶと、惑星のように拡大しなければいけない場面で有利になります。

詳しくは調べてみてください。

天体写真の王道!ディープスカイ撮影

ディープスカイ撮影の難しさ

最後に紹介するのは天体写真の王道のディープスカイ撮影です。

ディープスカイ撮影とは月や惑星ではなく、星雲や星団、銀河といった幅広い天体を撮影するものです。

特に有名なものだとオリオン大星雲やアンドロメダ銀河がありますね。

惑星ほど小さいものは少ないですが、ディープスカイ撮影の難しさは暗い天体が多いことにあります。

肉眼では見えないような暗い天体は普通に撮るだけでは写真に写らず、暗い夜空の下で何時間も露光しないといけない場合がほとんどです。

また、ディープスカイ撮影の醍醐味は画像処理にあります。

星雲や銀河といった天体は暗すぎて、ただ撮影するだけでは色がほとんど乗りません。

そこで、撮った画像の色彩やコントラストを強調してひとつの作品に仕上げる過程が画像処理です。

画像処理前と後では全くの別物になっている場合が多いですね。

雑誌に載るような上手い天体写真家は撮影だけでなく画像処理も上手いです。

星雲・星団を撮影

ディープスカイ撮影にも大きく2種類あり、星雲・星団の撮影と銀河撮影で使う機材が少し違ってきます。

まずは星雲・星団撮影を紹介します。

星雲・星団撮影では夜空に望遠鏡を向け、赤道儀で天体を追いかけながら何十枚も撮影してあとから合成する手法が取られます。

必要な機材はこんな感じです。

項目 機材・仕様 解説
望遠鏡/レンズ 焦点距離300-600mmの明るいレンズ or 望遠鏡 比較的広い視野が必要。f値が低いとよい。
赤道儀 中型赤道儀 数分露出でも十分追尾可能。自動導入機能があるとよい。軽量で遠征向き。
カメラ 天体改造一眼カメラ or CMOS/CCDカメラ Hαなど赤い星雲を写すには改造機が有利。
ガイド機材 なし or 簡易オートガイド 短い露出ならガイドなしでもOK。
フィルター ナローバンドフィルターや光害カットフィルターなど 空が明るい場所では使うとよい。色かぶり防止。
電源 ポータブル電源 (EcoFlow RIVER 2 Pro など) 赤道儀とカメラに供給できれば十分。
撮影ソフト APT, NINA, ASIair など プレートソルブやバッチ撮影が便利。
画像処理 PixInsight, Photoshop など 画像処理は手を抜きたくないところ。

星雲・星団撮影で必要な焦点距離はフルサイズで600mm前後なので、望遠レンズが家にあればそれでも可能です。

ただ、星の描写はやっぱり望遠鏡のほうが上なので天体写真専用で買ったほうがいいでしょう。

実際に私が撮った写真はこんな感じです。

最初は難しいですが、慣れてくれば楽しいです。

銀河を撮影

次に紹介するのは銀河の撮影です。

宇宙に浮かぶ銀河は星雲よりも小さいものが多く、さらに暗いので非常に厄介です。

惑星は「明るいけど小さい」、星雲は「暗いけど大きい」でしたが銀河は「暗くて小さい」天体です。

撮影難易度で言えばトップクラスになると思います。

必要な機材はこんな感じです。

項目 機材・仕様 解説
望遠鏡 焦点距離1200-2000mmの高精度反射望遠鏡 高倍率で淡い銀河をしっかり写す。口径が大きくて高品質なものが必要。
赤道儀 高精度・高耐荷重モデル 長時間露出に対応できる追尾精度が必須。
カメラ 冷却CMOSカメラ ノイズを抑えつつ、淡い対象を捉える性能。センサーサイズが小さいと拡大されるので撮影がしやすくなる。
ガイド機材 オフアキシスガイダー or ガイドスコープ+ガイドカメラ 長時間露出・高倍率ではオートガイドは必須。
フィルター 基本はなし or Hαフィルター 銀河の中の赤い領域を強調したいなら必要。
電源 大容量ポータブル電源 (EcoFlow RIVER 2 Pro など) 冷却カメラや長時間運用に耐える電源が必要。
撮影ソフト APT, NINA, ASIair など 自動化・オートガイド連携・構図再現など高度な制御が可能。
画像処理 PixInsight など 星像処理・銀河ディテール抽出に高度なスキルとソフトが必要。

使う望遠鏡もほとんどは反射望遠鏡になり、光軸合わせや結露防止策など難しいことだらけです。

最初から銀河撮影を始めるのはおすすめしません。

ただ銀河にも例外があり、アンドロメダ銀河とさんかく座銀河は大きいので星雲と同じような感覚で撮影できます。

銀河に興味があればまずはこの2つから始めてみてください。

詳しい撮影の仕方はこの記事で書いています。

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結論:興味がある天体を選んで徐々にステップアップしよう!

ここまで読まれた方は「どれも難しそう」と思われるかもしれません。

ただ、月は望遠鏡を向けるだけで簡単に撮れます。

まずは望遠鏡を買って、興味のある天体から少しずつ始めてみるのはいかがでしょうか。

誰しも最初から完璧だったわけではありません。

まずは楽しみながら撮影できるといいですね。

わからないことなどあればコメント欄で聞いてください。

では。

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EcoFlow RIVER 2 Pro を1年使ってわかったこと全てをレビューしてみた[口コミ]

キャンプや車中泊など、「電源がない場所」での活動が好きな人にとってポータブル電源は今や命綱のような存在です。

その中でもとりわけ注目されているのが EcoFlow RIVER 2 Pro です。

高速充電・高出力・大容量・アプリ対応・長寿命――と、まさに全部入りの一台。

この記事では、天体写真が好きな私が実際に1年以上 EcoFlow RIVER 2 Pro を使ってベランダ撮影や遠征撮影したときの使用感をもとにレビューしていきます。

公式サイトで↓

EcoFlow RIVER 2 Pro とは?

EcoFlowの「RIVER 2 Pro」はRIVER 2シリーズの最上位モデルです。

主なスペックはこちらです:

項目 内容
容量 768Wh
出力 800W (サージ1600W)
充電速度 家庭用コンセントに接続で約70分でフル充電
USB-C 最大100W対応 (ノートPC充電可)
ポート数 AC ×4, USB-A ×2, USB-C ×1, シガーソケット ×1, DC5521 ×2
重量 約8.2kg
バッテリー寿命 3000回の充放電で初期容量の80%を保持
スマホアプリ対応 EcoFlowアプリあり

用量が768Whもあるのはありがたいですね。

一見すると重量は重そうですが、運びやすい取っ手がついているので片手でも運べます。

そこまで重くなかったです。

あと、EcoFlowの最大の売りは充電速度でしょう。

実際に私が試したところ、1時間で80%以上充電され驚きました。

急に遠征するとなっても1時間でフル充電できるのはありがたいですね。

ただ、家庭用コンセントがなく他の充電方法だと遅くなってしまうので注意してください。

遠征地でも安心して使える?

私の趣味は天体写真です。

街明かりのない山奥に出かけ、一晩中夜空と向き合い星を撮り続けるものです。

天体写真を撮っている間は冷却CMOSカメラや赤道儀、レンズヒーターにずっと電気を送り続けないといけません。

しかもかなりの電気が食われるので普通のモバイルバッテリーじゃ追いつきません。

真冬だと12時間以上稼働しっぱなしなのでかなりの大容量が求められます。

さすがの EcoFlow RIVER 2 Pro でも朝起きたら電池が切れているかな…と思って見てみたらなんと40%以上も残っていました。

夜6時から翌朝8時まで14時間フル稼働しても、残量はなんと40%以上。

寒冷地の野辺山(-10℃)でも問題なし。

LFPバッテリーの冷気耐性は本物です。

USB-CでノートPCをそのまま充電

100W対応のUSB-Cポートにより、MacBook Proや一部Windowsノートを変換アダプタなしで直接給電可能できます。

ケーブル1本で静音・高効率。

大きな音が鳴っていると夜空の雰囲気が台無しですが、それがないのが一番いいですね。

充電速度も早いので助かっています。

私は野辺山で外で iPad mini を充電しながら制御していたのですが、寒すぎたのか iPad mini がフリーズしてしまいました。

それほど過酷な環境でも EcoFlow RIVER 2 Pro はびくともしていなかったのがすごかったです。

ポートが多くて配線もスッキリ

天体撮影ではカメラ、赤道儀、ASIair…とAC機器が多いため4口あると非常に助かります。

延長タップ不要で設営と撤収が簡単、安全性も抜群です。

シガーソケットも備えているので万能ですね。

また、私はレンズヒーターを3つ使うこともあるのでType-Aポートが3つもあるのはありがたいです。

どんな状況にも対応できるすぐれものです。

RIVER 2 を買ったけど使えなかった話

実は最初、私は EcoFlow RIVER 2 (256Wh)を購入しました。

「軽いし手頃だし、赤道儀とカメラくらい動くだろう」と思ったのですが…

冷却CMOSカメラと赤道儀を繋いだ結果、約6時間でバッテリー切れ。

一晩中撮影できず、最高の星空を前にして撤収することになりました。

そこでRIVER 2 Proに買い替えたところ、世界が変わりました。

夜通し撮影し、朝起きてもバッテリー残量は40%以上。

「これはもう信頼できる相棒だ」と確信しました。

キャンプや車中泊でも大活躍

EcoFlow RIVER 2 Pro は天体写真だけでなく、キャンプやアウトドアにも大活躍します。

使用機器 消費電力 使用時間 残量の目安
LEDライト 10W 8時間
スマホ 10W 2回充電
ポータブル冷蔵庫 45W 10時間
ノートPC 50W 3時間

・車中泊でも静音・安心

・電気毛布や小型ヒーターも運用可能

・スマホ充電、Wi-Fiルーター、PCなども同時使用OK

・エンジンを切っても静かに動作し、夜間でも安心

ただ、電気ケトルやドライヤーといった消費電力が大きなものは注意してください。

X-Boost機能で最大1000Wまで使えるので1000Wに収まるといいでしょう。

環境に優しい次世代のバッテリー

RIVER 2 Pro はLiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを採用しています。

これは三元系リチウムイオン(NMC/NCA)と比べて安全性が高いとされているものです。

スマホや電動キックボードなどに使われる三元系リチウム電池(NMC/NCA)は高いエネルギー密度と軽さが魅力ですが、その反面で熱に弱く、衝撃や劣化で発火するリスクが指摘されています。

災害時や車中泊、撮影遠征などでは安全性が最も重要です。

EcoFlow RIVER 2 Pro が採用しているLFPバッテリーは構造的に熱暴走しにくく、発火点も高く外部からの衝撃や過充電にも強いのが特長。

・発火・爆発リスクが極めて低い

・約3,000回の充放電に耐える長寿命

・-20℃-45℃でも安定稼働(寒冷地でも安心)

つまり、RIVER 2 Pro は安全性の面でも群を抜いて信頼できる製品なのです。

デメリットと注意点

ここまでメリットばかり書いてきましたが、最大のデメリットはアプリで設定しないとAC電源が切れることがある点です。

初期設定では省エネモードがONになっており、一定時間でAC出力がオフになる場合があります。

ですがEcoFlowアプリから「ACタイムアウト」を常時稼働に設定すれば解決します。

設定方法はこの記事で解説しています。

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それ以外は特に不便な点はないです。

重量は8kgくらいなので重そうですが、取っ手が持ちやすいので持ち運びはしやすいです。

取っ手はバッテリーの後ろ側にあるので出っ張らず、邪魔にならない設計です。

EcoFlow公式の段ボールは頑丈でかさばらないので、遠征する時に民宿やホテルにバッテリーを宅配で送って使うのもありですね。

支払い・購入情報

公式サイトから購入する場合、EcoFlow RIVER 2 Pro はPaidyで分割払い可能です。

あと払いペイディに対応しており、45%オフキャンペーン中だと月4000円 ×12で買えてしまいます。

めっちゃ安いですね。

公式サイト↓

キャンペーンによっては45%オフで買えることもあり、割引クーポン・セールが豊富です。

正規保証・サポート対象で、Paidy分割払いにも対応しています。

梱包がシンプルなので段ボールがそのまま使えます。

私も公式サイトから買いましたが特典がついてきてうれしかったです。

他モデルとの比較を見てみましょう。

モデル 容量 AC出力 USB-C 重量 フル充電時間
RIVER 2 256Wh 300W 60W 約3.5kg 約60分
RIVER 2 Max 512Wh 500W 100W 約6.1kg 約60分
RIVER 2 Pro 768Wh 800W(サージ1600W) 100W 約8.2kg 約70分

容量の安心感がダントツですね。

公式サイトで↓

結論:EcoFlow RIVER 2 Pro は買って後悔なしの万能ポータブル電源

天体写真・アウトドア・車中泊・防災——どれか一つでも当てはまるなら、EcoFlow RIVER 2 Proは間違いなく持っておくべき一台です。

一晩中の撮影・稼働も安心。

USB-CやAC出力も充実。

超急速充電(約70分)。

アプリ対応で操作快適。

バッテリー寿命が長く、環境にも優しい。

せっかくの旅先で電源に困りたくないなら、最初からこれを選ぶのが正解かもしれません。

公式サイトで↓

では。

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星景写真と天体写真の違いとは?使うべき機材を解説

星空撮影を始めたいと思っても「星景写真と天体写真って何が違うの?」と悩んでいませんか?

一見すると同じ夜空の撮影ですが、実は撮影対象・目的・必要な機材・難易度・処理工程など、すべてがまったく異なる2つの世界です。

この記事では初心者でも分かりやすく、星空撮影という大きなカテゴリの中にある星景写真と天体写真(ディープスカイ撮影)の違いを徹底的に解説します。

星空撮影とは?その全体像を理解しよう

星空撮影とは、カメラを使って夜空の星や天体を記録・表現する撮影ジャンルの総称です。

ただし、ここで言う「星空撮影」には大きく以下の2種類があります。

種類 撮影対象 目的 難易度
星景写真 星+風景 芸術・構図重視 初心者向け
天体写真(ディープスカイ撮影) 星雲・星団・銀河など 科学的・記録的 上級者向け

簡単に言えば星景写真は夜空と風景を一緒に写す風景写真寄りの写真で、天体写真はNASAの画像みたいな夜空のクローズアップです。

この2つを混同すると、必要な機材や手法が大きく異なるためうまく成果が出せません。

まずはそれぞれの特徴をしっかり押さえましょう。

星景写真とは?地上と星空が織りなす幻想的な写真表現

星景写真とは星空と地上風景を同じ画面内に収める写真のことです。

よく海岸沿いに昇る天の川の写真とかありますよね。

あれが星景写真です。

観光地・建築物・山・海などとの組み合わせにより、旅×夜空のような構図が人気です。

特徴としては、

・カメラと三脚だけで撮影可能

・撮ったその場で結果がわかる

・風景や構図を活かす芸術的な表現ができる

・SNS映えしやすい(Instagramなどでバズりやすい)

といったものがあります。

最近は Google Pixel で星景写真を撮る人もいて、戦略次第ではスマホでも撮れるジャンルです。

使うべき機材

最低限の使用機材はこんな感じですね。

機材 例(私が使っているもの)
一眼レフ/ミラーレスカメラ Nikon Z6II
広角レンズ NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
三脚 Velbon UT-3AR
レリーズ or タイマー Pholsy

もし星景写真を始めたいけど何も持っていない場合、予算に余裕があれば私と同じ機材を試してみてください。

中でもレンズは特に大切なのでいいものを選んでくださいね。

作例などは別の記事で紹介しています。

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カメラの設定

星景写真で大事なのがカメラの設定です。

普段から写真を撮っている人でも、星景写真ではマニュアル撮影が基本となるので戸惑ってしまうかもしれません。

そこで私が普段使っている設定を紹介します。

項目 設定値 説明
F値(絞り) f1.8 f値を最小にしてできるだけ多くの光を取り込む設定。星空撮影に理想的
シャッタースピード(SS) 10秒 星が線にならず、かつ十分な露出が得られる長さ(広角レンズ向け)
ISO感度 ISO 3200 暗い夜空でも星が写る高感度。場合によっては6400もあり

ここで最も注目すべきはシャッタースピードです。

赤道儀(星を追いかける機械)を使っていない場合、シャッタースピードが長すぎると星が線のように流れてしまいます。

肉眼では分かりづらいですが星は常に動いているので、できるだけ短いシャッタースピードで撮影する必要があるんですね。

焦点距離が20mmの場合は10秒くらいがおすすめです。

また、f値が小さいほどノイズが抑えられて星景写真で有利になります。

f値とシャッタースピードが足りないのにISO感度を無理に上げると、写真がノイズまみれになって星が見えづらくなるので注意しましょう。

星景写真の作例

実際に星景写真がどんな感じなのか、私が撮った画像をお見せします。

すべて NikonZ6II + NIKKOR Z 20mm f/1.8 S の組み合わせで撮ったものです。

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天体写真(ディープスカイ撮影)とは?宇宙の深部を記録する高度な撮影

次は天体写真を紹介します。

天体写真とは望遠鏡を使って星雲・銀河・星団など肉眼では見えない天体を撮影するものです。

天文学的な知識と画像処理の技術も必要になる、奥が深い分野です。

撮影対象の具体例

天体写真は地上の風景を写さず、夜空の天体を拡大して撮影します。

無数にある天体から好きなものを選んで撮影できるのは天体写真のいいところです。

代表的なものはこんな感じです。

季節 天体名 特徴・説明
子持ち銀河(M51) 渦巻銀河が小さな伴銀河と相互作用している美しい構造が特徴
干潟星雲(M8) 天の川の中に広がる大型の散光星雲。赤く輝き撮影映えする
アンドロメダ銀河(M3) 地球に最も近い大型銀河で、肉眼でも確認できる
オリオン大星雲(M42) 星が誕生している現場。明るく初心者にも撮りやすい人気の星雲

このようなメジャーなものだけでなく、誰も知らないようなマイナーな天体を探して撮影しているマニアックな人もいます。

ディープスカイ撮影に必要な機材

天体写真は普通の写真とは一線を画すもので、使う機材も非常に特殊です。

最低限必要なものはこんな感じです。

機材 解説
天体改造カメラ/冷却CMOS 赤外感度や低ノイズ性能が必要
望遠鏡 焦点距離400-800mmかそれ以上
赤道儀 地球の自転に合わせて星を追尾
オートガイドシステム 赤道儀の誤差をリアルタイムで補正する
撮影ソフト/画像処理ソフト ASIair, PixInsight など

特に赤道儀の値段が一番高いですね。

絶対必要なものですがかなり高いです。

天体写真を始める人にとっての大きな壁は赤道儀かもしれません。

天体写真の作例

言葉で説明するのは難しいので、実際に私が撮影した天体写真を見てみましょう。

天体写真は最初は難しいですがハマると面白いですよ。

赤道儀とは?星を止めて写すための必須機材

そこで、赤道儀って実際にどのようなものなのでしょうか?

簡単に言うと、赤道儀とは地球の自転に合わせてカメラや望遠鏡を動かせる機械です。

実際に撮影するときは三脚の上に赤道儀を載せ、その上に望遠鏡やカメラを固定します。

地球は1時間に約15度自転しているため、長時間シャッターを開けると星は線のように流れて写ってしまいます。

これでは困りますね。

そこで天体をブレずに撮影できるすぐれものが赤道儀なんです。

赤道儀はこの星の動きを正確に追尾し、星を点のまま写すために欠かせません。

なぜ焦点距離が長くなると追尾が難しくなるのか?

星景写真では赤道儀なしでも撮影できるのに、どうして天体写真では赤道儀が必要なのでしょうか?

その違いは焦点距離にあります。

星景写真で使われる焦点距離は20mm前後ですが、天体写真では400mm以上になります。

焦点距離が長くなる=画角が狭くなる=ごく小さなズレでも大きくブレる、ということです。

望遠レンズを使ったことがある方ならわかるかもしれません。

焦点距離が長くなるほど手ぶれがひどくなり、手ぶれ補正か三脚がないとまともに撮影できないですよね。

なので天体を拡大して撮影する以上は赤道儀が必要になってきます。

ディープスカイ撮影では極めて高精度な追尾が必要になります。

特に銀河撮影では焦点距離が2000mmを超えるのは普通です。

このレベルになると少し望遠鏡が揺れるだけで写真が没になります。

なので赤道儀だけでなく、リアルタイムで星の位置を観測して赤道儀の追尾ズレを補正するオートガイドシステムも必要です。

なかなか奥が深いですね。

どちらから始めるべき?初心者へのアドバイス

このように、星景写真は初心者向きで天体写真は上級者向けです。

なので最初は星景写真から始めるのをおすすめします。

・初期投資が少なくて済む

・三脚+カメラで始められる

・撮影後すぐに楽しめる

・星の動きや空の構造が自然に身につく

また、星景写真でも追尾時間を伸ばしたくなったらポータブル赤道儀を手に入れるのもひとつの選択肢です。

ポータブル赤道儀とは文字通り小さな赤道儀で、天体写真用の赤道儀ほどはゴツくはないけど十分追尾ができるものです。

これで星を追尾して星景写真を撮ってみるのもありですね。

それで天体写真がやりたくなったら少しずつ機材を揃えて始めてみてください。

よくある質問(Q&A)

Q: 星景写真でも赤道儀を使う意味はありますか?

A: あります。

星空部分を追尾して撮影し、地上部分は固定撮影して後で合成することで星も風景もブレていない作品が作れます。

地上と夜空を別々に撮って合成する星景写真は「新星景写真」と呼ばれています。

Q: 星景写真と天体写真、どちらがSNS映えしますか?

A: 星景写真です。構図の自由度が高く、風景との融合がインパクトが大きいです。

一方、ディープスカイはディープな天文層に刺さります。

星景写真と天体写真の違いを比較表で整理

比較項目 星景写真 天体写真(ディープスカイ撮影)
撮影対象 星空と地上風景 星雲・銀河など
必要機材 一眼カメラ+レンズ+三脚 CMOSカメラ+望遠鏡+赤道儀+処理ソフト
撮影時間 数秒から30秒ほど 数時間以上
難易度 初級 上級
構図の自由度 高い 制限される
赤道儀の使用 基本不要 必須

結論:星空撮影の2つの世界を理解して最初の一歩を踏み出そう!

星空撮影は同じ星を撮っていても、

・芸術的表現を目指す「星景写真」

・科学的表現を追求する「天体写真」

というまったく違う世界が広がっています。

まずは手軽に始められる星景写真からスタートし、興味が深まったら天体写真に移るのが一番挫折しなくておすすめです。

今日から夜空に輝く星々の撮影を始めてみませんか?

では。

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遠征で民宿/ホテルのフリーWi-Fiを使うならVPN必須!おすすめVPN2つを紹介

天体写真、野鳥撮影、花火撮影、雲海撮影、などなど…

そんな写真ファンにとって「最高の一枚」を求めての「遠征撮影」は日常の一部。

その旅先でよく使うのが民宿やホテルのフリーWi-Fiです。

でも、ちょっと待ってください。

そのWi-Fi、本当に安全ですか?

そして、もっと便利に使う方法があるのを知っていますか?

この記事では写真家が遠征時にVPN(仮想プライベートネットワーク)を使うべき理由を実体験と具体例を交えて解説します。

*この記事にはPRが含まれています。

VPNとは?なぜ遠征撮影に必要なの?

VPNは"Virtual Private Network"の略で、インターネット通信を暗号化して安全にする技術です。

本来は企業や大学などで安全な通信のために使われてきましたが、今では個人でも簡単に使えるツールとして広まっています。

通常の家庭のWi-Fiであれば家族しか使わないので安全ですが、フリーWi-Fiの場合は不特定多数の人が使います。

同じWi-Fiに接続している他の人の画面にアクセスできる技術があり、悪意を持った人がフリーWi-Fiを介して情報を盗み出すことも可能なんですね。

そこで登場するのがVPNです。

VPNは簡単に言えば暗号のトンネルで、VPNのサーバーを経由して情報を暗号化して送信することで第三者が盗み見れないようになります。

実際、VPNを経由した情報の通信を盗み見ることは天才ハッカーでもほぼ不可能です。

なので特に写真家が遠征先でネットを使うなら、VPNは撮影機材と同じくらい重要な装備になり得ます。

撮影データは一度きり。失えば二度と戻らない

長時間露光、複雑なガイド設定、天候のリスクを乗り越えて得られた1枚の天体写真。

もしくは一生に一度しか撮れないような野鳥、雲海、花火の写真。

そのRAWデータや処理済みファイルを宿のWi-Fiからクラウドにアップしたり、SNSに投稿したりしますよね。

ですがその通信が暗号化されていなければ、盗用や削除されるリスクがあるのです。

Wi-Fiは「パスワードがあれば安全」ではありません。

宿泊施設のネットワークは多くの見知らぬ人と共有されていて、パスワードがあっても同じWi-Fiに繋いでいれば情報通信を覗き込むことが可能です。

もちろん悪意のある人はそう多くはないと思いますが、宿のネットワークがサイバー攻撃されて情報が盗まれるリスクもあります。

他人と情報通信を共有するのはかなりのリスクが伴うんですね。

ですがVPNを使えばあなたの通信内容はすべて暗号化され、クラウドに保存した撮影データやSNSのログイン情報を守ることができます。

SNS投稿・クラウド利用・アプリ認証にも関係する

以下のような操作、心当たりありませんか?

・Google DriveやDropboxに撮影データをアップロード

・X(Twitter)やInstagramに星空の写真を投稿

・PixInsightなどのクラウドライセンスを再認証

これらはすべて、ログイン情報や認証トークンをやり取りしている通信です。

情報が盗まれれば勝手にログインされてSNSのアカウントを乗っ取られたり、電話番号や住所といった個人情報が流出する危険性もあります。

フリーWi-Fiを使うならVPNで守っておくのが鉄則ですね。

ちなみに、会社に勤めている人がリモートワークをする際はほぼ確実にVPNを使っています。

気づいていないだけで会社がVPNを用意しているのかもしれません。

企業からしたらサイバー攻撃で情報が漏れたり、アカウントが乗っ取られてめちゃくちゃにされることは避けたいことです。

なので信頼できるVPNが使われています。

おすすめのVPN

そこで、私が使ったことがあるおすすめのVPNを2つ紹介します。

どちらもノーログポリシー(通信履歴を保存せず自動削除)を守っていて信頼できるVPNです。

NordVPN

NordVPNはパナマのもとで運営されているVPNです。

パナマの法律にはデータ保持を義務付けるものがないためデータの即時削除が可能で、完全なプライバシーが守られる設計となっています。

NordVPNは中国やロシアの人権活動家からも信頼されていて、政府に情報が漏れることがないようになっています。

肝心な使い心地ですが、スマホ・タブレット・パソコンの複数端末にアプリが用意されていてスイッチひとつでオンオフが切り替えられるようになっています。

日本にもサーバーがあり、私が使ったときは重たいファイルのダウンロードがかなりの高速で終わりました。

同時に10台まで接続できるそうです。

30日返金保証をやっているみたいなのでもしよければどうぞ。↓

これなら普段のカフェでの作業にも使えますね。

NordVPNを見てみる

ExpressVPN

ExpressVPNは英領ヴァージン諸島にある企業が運営しています。

英領ヴァージン諸島にもデータ保持を義務付ける法律がなく、ノーログポリシーを守ることができるようになっています。

ExpressVPNも使ったことがありますが、VPN接続なしと遜色ないスピードでネットサーフィンできたので快適でした。

ペアレンタルコントロール機能もあるらしく、子どもを持つ大人にとってはプライバシーが保護されるのでありがたいですね。

同時に8台まで接続できるみたいです。

現在(2025年5月)では最大61%の割引をしているみたいなのでよければ見てみてください。↓

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VPNがあれば「海外限定コンテンツ」にもアクセス可能

プライバシーはもちろん大事ですが、VPNにはもうひとつ大きなメリットがあります。

それはインターネット上の「地域制限」を通過できることです。

世界中のリソースやコンテンツの中には、「この国からはアクセスできません」と表示されるものもあります。

たとえば:

・NASAやESAの限定ストリーミング映像

・Netflix, Disney+やYouTube上の海外ドキュメンタリー

などがあります。

これらのコンテンツはアメリカやヨーロッパからでなければ見ることができません。

しかし、VPNを使えば接続先のサーバーの国を自分で指定することができます。

接続先をアメリカやヨーロッパに「切り替える」ことができ、まるで現地にいるかのように制限なく利用できます。

まるでVPNは情報の望遠鏡。

世界中の知識と作品に手が届くようになります。

逆に、海外で撮影していてもVPNを使えば「日本のIPアドレス」に切り替えられます。

・日本のクラウドサービスへのログイン

・NHKオンデマンドや日本語版Huluなど、日本限定コンテンツの視聴

・日本語Webサイトの表示や価格確認

国境を越えてもいつものネット環境を保てるのはVPNの大きな強みです。

「VPNって違法じゃないの?」と心配な方へ

VPNというとなんか怪しいイメージがあるかもしれません。

安心してください。VPNの利用は日本でも海外でも違法ではありません。

VPNは企業や大学、政府機関でも使われている正規のセキュリティ技術です。

問題になるのはVPNそのものではなく、それを使って違法行為をした場合です。

たとえばVPNを悪用して海外から違法コンテンツをダウンロードしたり、VPNで身元を隠しながらSNSで誹謗中傷をした場合は違法になります。

そのようなことをしなければVPNを使っても違法ではありません。

・公共Wi-Fiを安全に使う → 合法

・クラウド保存の通信を守る → 合法

・SNS投稿を安全に行う → 合法

・海外の動画を見る → 合法

つまり、写真家が遠征でVPNを使うのはまっとうな自己防衛手段です。

家のドアに鍵をかけておくように、情報通信にも鍵が必要だと思いませんか?

VPNは道具。撮影装備のひとつにすぎない

レンズが光を集めてカメラで光を捉えるのと同じように、VPNはあなたのデータを見えなくして守ってくれます。

しかも今のVPNサービスは、

・アプリを入れて

・ワンタップで接続して

・あとは自動で動く

という、とても簡単でストレスのない使い勝手です。

私も実際にNordVPNとExpressVPNを試しましたが驚くほど簡単でした。

「ボタンひとつでプライバシーが手に入るのか」と感動したのを覚えています。

ぜひ一度使ってみてください。

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「VPNはちょっと難しそう…」という人はレンタルSIMやモバイルWi-Fiも

VPNは非常に便利で強力なツールですが、中には「年に数回しか遠征に行かないのにサブスクはもったいない」という方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方には、もうひとつの選択肢としてレンタルSIMやモバイルWi-Fiを使うという方法もあります。

メリットは

・通信が自分専用(公衆Wi-Fiよりはるかに安全)

・撮影遠征時にスマホやパソコンの通信手段として活用できる

・必要なときだけ借りられるので経済的(数日〜1週間など)

などがあります。

たとえば「遠征時だけ使いたい」「自宅のVPNと使い分けたい」といったニーズにぴったりです。

最近は山間部などでも電波が入るエリアに対応したプランも増えており、田舎でも使いやすいサービスもあります。

「VPNアプリの導入に抵抗がある」

「その都度1回の遠征だけ利用したい」

→ そんな場合は、レンタルSIMやモバイルWi-Fiで物理的に安心な通信環境を持ち歩くのが賢い選択肢です。

まとめ:VPNがあると安心して撮影に集中できる

遠征で撮った作品を安心して保存・公開できる。

海外のリソースを自由に活用できる。

自分の情報を自分で守れる。

それがVPNを導入することの最大のメリットです。

撮影の努力をネットのリスクで台無しにしないために、VPNは現代の写真家にとって欠かせない装備だと思います。

確かに、プライバシーが守られたからといって何かが得するわけではないかもしれません。

ですが最近はサイバー犯罪や詐欺、クレジットカードの不正利用やSNSアカウントの乗っ取り、個人情報の流出が頻繁に起きています。

その安心を数千円で買えるなら安いでしょう。

写真家にとって撮影データは一生の財産です。

盗まれたり削除されたりすることのないよう、VPNの利用を考えてみてください。

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では。

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わし星雲(M16)を光害地から

最近はずっと曇りですね。

いよいよ梅雨に突入しそうです。

梅雨の間は天体写真ができないので別のことをしましょう。

というわけで今日はへび座のわし星雲(M16)を横浜市内から撮影してみたので紹介します。

結果

Date: May 1 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10°C)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Focuser: ZWO EAF
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 1min x155 (155min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT

5月の夜空はもう夏って感じですね。

結局春のメシエ天体コンプせずに春が終わりそうです > <

R200SSにASI533MC Proを接続したのでかなり拡大されています。

創造の柱もちゃんと見えていますね。

拡大してみましょう。

これが創造の柱です。

ハッブル宇宙望遠鏡の画像ですごく有名になったやつですね。

ベランダに設置した小さな望遠鏡からここまで写真を撮ることができるのは夢があります。

ハッブル宇宙望遠鏡の高解像度には流石に勝てないですが、自分で撮るのは楽しいです。

みなさんも機会があったら創造の柱を撮ってみてください。

では。

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星景写真にはコンパクト三脚がおすすめ!Velbon UT-3ARを実際に使って感じた魅力と注意点

夜空に浮かぶ天の川や星座を1枚の写真に収めることができる、それが星景写真です。

そんなロマンあふれる星景写真に欠かせないのが三脚です。

中でも携帯性と安定性を兼ね備えたコンパクト三脚は、星空を追いかけて移動する撮影者にとって頼れる相棒になってくれます。

この記事では私が実際に使用している Velbon UT-3AR という超コンパクト三脚のレビューをします。

星景写真における Velbon UT-3AR の魅力と注意点を掘り下げて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

Velbon UT-3ARってどんな三脚?

UT-3ARはベルボンが展開するトラベル三脚シリーズの一つです。

Velbon公式サイト より

特にミラーレスユーザーを意識した軽量・小型設計が特徴です。

主なスペックは以下です。↓

全高:1355mm
最低高:360mm
縮長:295mm
重量:786g
推奨積載質量:1.5kg (最大荷重は6kg)
脚段数:5段/21mm径
雲台:自由雲台(アルカスイス互換シュー)
ロック方式:ウルトラロック(脚の先をひねるだけで固定)
雲台取り外し不可/クイックシューQB-3AS付属

脚を引き出していくとこんな感じになります。

1段:

2段:

3段:

4段:

私の三脚は中古で買ったもので、なぜか5段目が出なかったのでここまでです。> <

これだけ見ると、「こんな華奢な三脚、振動に弱そう」と思われるかもしれません。

ですが、実際に使ってみると数値以上の実用性があると実感しました。

圧倒的な携帯性!リュックの隙間に収まるサイズ感

まず、この三脚の最大の強みはとにかくコンパクトなことです。

伸縮比は驚異の4.6倍で、最大5段まで展開できます。

脚の先を回してひねれば脚が出てくるようになってます。

固定したいときは逆方向に回すだけでOKです。

簡単ですね。

縮長295mm・重量786gというサイズは、実際に持ち歩いてみると驚くほど小さいです。

私の場合、なんとリュックのサイドポケットや機材の隙間にスッと差し込むだけで収納できてしまいました。

「三脚は手で持ち運ぶもの」という常識が崩れてしまいます。

外付けストラップでブラブラさせたり、三脚用ホルダーに強引にねじ込むようなことをしなくてもいいので移動時のストレスが圧倒的に少ないです。

一番ありがたいのは、電車移動で大きな三脚ケースを持ち歩かなくて済むことです。

もはや Velbon UT-3AR はペットボトル1本くらいのサイズ感なので気軽に持っていけます。

この「持ち運びの気軽さ」は星景写真にとって非常に大きなメリットです。

迷わず持っていける三脚は撮影チャンスを逃さない大きな鍵になります。

実際の星空の下で感じた実力

これから紹介する写真はすべてUT-3ARで撮ったものです。

野辺山での撮影

実際に私が長野県・野辺山で星空を撮影した際、UT-3ARはその実力を存分に発揮してくれました。

2枚目の写真は狭い階段の上に三脚を展開し、下から見上げるような構図で撮りました。

階段上の狭い足場という条件下でも、脚をひねって伸ばすだけのウルトラロック方式でサッと展開できます。

自在に脚の長さを変えられるので非常に便利です。

わずか10秒ほどで設置が終わり、暗い環境でも迷わず操作できました。

このとき特に効果的だったのが、最低高(約360mm)での撮影です。

カメラを地面近くに置くことで、地面から空を仰ぎ見るようなダイナミックな構図を作ることができました。

ローアングルの星景写真は空の広がりをより印象的に演出できる構図としておすすめです。

城ヶ島での撮影

野辺山のときはほとんど風が吹いていない状態での撮影でしたが、その次に城ヶ島に天の川を撮りに行ったときは風がかなり激しかったです。

ですがUT-3ARの強みは最低高のときに存分に発揮されます。

三脚の高さが地面と近くなることで風を受ける面積が減り、重心が下に移動するので安定性が抜群になります。

その結果、このような写真を撮ることができました。

時々突風が吹くような厳しい環境でしたが、一度も三脚が倒れることはありませんでした。

雲台の快適さが撮影効率を大きく変える

UT-3ARに搭載されているのはシンプルな自由雲台です。

この雲台が本当に快適なんです。

私は以前3軸調整ネジが可能な別メーカーの雲台を使用していましたが、どのネジが何の方向なのか毎回迷ってしまい、構図決めに時間がかかることが多々ありました。

暗がりでネジの方向がわからなくなり、ネジを締めたのに固定されずにカメラがだらんと垂れ下がるような場面が多くなってしまいました。

これはかなりのストレスで、ひどいときは10分以上迷うこともありました。

かなりしんどかったです…🥺

その点UT-3ARの自由雲台はたった1つのノブを緩めるだけで全方向にスムーズに動かせるため、暗い夜空の下でも直感的に構図調整ができ、ミスもなく非常に快適です。

「たった1つのノブで固定とかグラグラしないの?」と思われるかもしれませんが、グラグラしません。

サッとノブを締めるだけでがっちり固定され、構図を変えたいときはノブを緩めれば自由にカメラを回すことができます。

これは非常に快適ですね。

クイックシューには脱落防止ネジもついていて、ネジを緩めた瞬間にカメラが脱落する事故も防いでくれます。

正直私には3軸調整ネジは必要ありませんでした。

自由雲台の魅力を知ってからはもう昔には戻れません。

実際、野辺山には星景写真用で2つの三脚を持ち込んでいたのですがUT-3ARしか使いませんでした。

階段の上でも脚の先を緩めて素早く展開し、自由雲台でサッと構図を決められました。

時間の流れで景色が変わってしまう星景写真にとって、タイムロスは命取りです。

シンプルな構造の機材が一番扱いやすいと思います。

フルサイズミラーレスと大口径レンズの組み合わせでもOK

私が使用している機材は Nikon Z6IIとNIKKOR Z 20mm f/1.8 S というフルサイズミラーレス+広角大口径レンズの組み合わせです。

このセットは約1.2kg程度と比較的軽量な部類ですが、UT-3ARの推奨積載質量1.5kg以内にしっかり収まり、問題なく安定して使用できました。

長時間露光でも構図がずれることなく、雲台の固定力も安心感があります。

星景撮影に求められる精度をコンパクトな三脚で実現できたことに驚きました。

星景写真以外に風景写真で使用することもありますが、2kgくらいでも全然大丈夫です。

望遠レンズを使う場合も三脚座を使って重心を安定させれば問題なく使えますよ。

最大高ではやや不安定になることも

とはいえ、UT-3ARにも弱点はあります。

4段伸ばしたあたりで全体が華奢になり、風のある場所では不安定になってしまいました。

実際に使うなら4段までが限度でしょう。

これは軽量設計ゆえの宿命とも言える部分で、最大高での使用は「どうしても必要な場合だけ」に留めるのがいいです。

3,4段までの高さで使う分には非常に安定していて、風の影響も少なく安心して使用できます。

まとめ:Velbon UT-3AR は携帯性・操作性・実用性が絶妙!

Velbon UT-3ARは星景写真に必要な要素をすべてコンパクトに凝縮した優秀な三脚です。

・驚異の収納性でどこでも持ち運べる

・直感的に使える自由雲台で素早く構図を決められる

・ローアングル撮影に強く、星空に迫るような構図が撮れる

・フルサイズミラーレスにも対応可能な安定性

旅・登山・遠征など、「荷物を減らしたいけど妥協はしたくない」というフォトグラファーにとってまさに最適解の一本です。

星景写真をもっと自由に、もっと楽しく撮るための心強い相棒になってくれると思います。

ぜひ入手して、あなたの手で Velbon UT-3AR の便利さを確かめてみてください。

では。

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神奈川県で天の川を撮影するなら城ヶ島一択![星景写真]

カメラを趣味にする人にとって、「天の川を撮る」ことはひとつの大きな目標です。

夏の夜空を流れるように横切る淡く幻想的な帯は、カメラ越しに撮るとこの上ない感動を与えてくれます。

しかし、都市の光が溢れる関東圏では肉眼で天の川を見ることすら難しいと感じる人も多いはずです。

そんな中、神奈川県内にいながらにして美しい天の川が狙えるロケーションが存在します。

それが三浦半島の先端、城ヶ島(じょうがしま)です。

この記事では星空撮影初心者から上級者まで納得できるように、城ヶ島が天の川撮影に最適な理由、ベストな時期、機材・撮影テクニック、現地でのマナーまで徹底的に掘り下げてご紹介します。

城ヶ島ってどんな場所?

神奈川県三浦市に位置する「城ヶ島」は、東京湾と相模湾の境目にある、自然豊かな小さな島です。

この写真の下の赤丸で囲った場所が城ヶ島です。

横浜市からずっと南下していき、三浦市を通ってようやく城ヶ島にたどり着くことができます。

全長はおよそ1.8kmというコンパクトな島ながら、その地形は非常に個性的です。

三方を海に囲まれ、岩礁・洞門・崖・灯台・松林など、多様な風景が1つの島にギュッと詰まっており、四季を通じて写真家たちを惹きつけています。

特に春から夏にかけては南の空が大きく開けており、天の川を絶好のアングルでとらえられる場所として知られています。

なぜ城ヶ島こそが天の川撮影の聖地なのか?

ここでは城ヶ島が天の川撮影の聖地と言われる理由を書いていきます。

神奈川随一の光害フリーゾーン

星空撮影における大敵、それは光害(ひかりがい)です。

近年の都市化により空が人工の光で明るく照らされ、天の川のような淡い天体が見えづらくなっています。

城ヶ島は三浦半島の最南端という立地のおかげで周囲に大都市がほとんど存在せず、特に南の空が非常に暗いという貴重な条件を満たしています。

これは神奈川県内では極めて希少なポイントです。

神奈川県でもうひとつの候補に上がるのが宮ヶ瀬湖ですが、年々街灯が増えて天の川が見えづらくなっているそうです。

城ヶ島は、快晴で透明度がいい夜には肉眼でも天の川の帯状の光が確認できるレベル。

その暗さのクオリティは都内から気軽に行ける範囲の中では屈指です。

写真にドラマを生む前景の宝庫

星景写真において、空だけを撮るのはもったいないです。

美しい前景(地上風景)と組み合わせることで、写真にストーリー性や奥行きが生まれます。

城ヶ島には前景として使えるポイントが数多く存在します。

・馬の背洞門(うまのせどうもん)

アーチ状にくり抜かれた自然の岩門で、天の川との構図が特に人気。

人工的ではなく自然の現象で岩の輪っかができているのは全国でも珍しいです。

・安房崎灯台

無人の白い灯台。

幻想的な風景をつくります。

・岩礁地帯や切り立った断崖

荒々しくも美しいシルエットを演出。

・松林と芝地が広がる城ヶ島公園

広角撮影に向いた平坦な風景。

組み合わせ次第で映画のワンシーンのような写真が撮れるのが、城ヶ島の最大の魅力と言っても過言ではありません。

特に馬の背洞門と天の川を撮ることができたら凄まじい達成感があると思います。

ただ、海に近い岩場を歩かないといけないので安全対策はしっかりしてください。

アクセスと安全性のバランスが絶妙

東京から車でおよそ1時間半、横浜からおよそ1時間とアクセスも良く、夜や早朝の移動でも負担が少ないのがいいポイントです。

公共交通機関を使う場合でも京急の三崎口駅からバスで20分ほどで到着します。

夜でも歩きやすい遊歩道や展望スペースが整備されており、都市近郊では珍しい「安全に夜景撮影できる星空スポット」として人気です。

駐車場も複数あり、使い勝手の良さも見逃せません。

ただ、城ヶ島公園の駐車場は夜には閉まってしまうので駐車場からかなり歩く必要があります。

早めに到着して準備しましょう。

天の川が最も美しく見える時期・時間帯とは?

ここでは、四季の天の川でも最も迫力のある夏の天の川について解説します。

天の川の中心部(銀河の濃い部分)が最もよく見えるのは3月から7月です。

3月:3時から5時頃まで

4月:1時から4時頃まで

5月:23時から4時頃まで

6月:21時から3時頃まで

7月:20時から3時頃まで

ただ、私のイチオシの季節は3月です。

3月をおすすめする理由

なんで3月の明け方をおすすめするのかというと、南東方向に斜めに傾いている天の川と明け方の薄明の空が一緒に撮れるからです。

3月の3時から6時頃まで南の空をずっと見ていると、天の川がどんどん昇ってきて、日の出前に太陽の明かりに吸収されて消えるまでの時間の流れが一度に楽しめます。

特に5時から5時半の間頃にはこのような風景が撮影できます。

星図アプリ Sky Guide より

オレンジ色に照らされる地平線と段々薄くなっていく天の川を同時に撮影できるチャンスは一年のうちに数週間しかありません。

実は私も未だに撮影したことがありません。

限られた機会にしか撮影できない光景なのでぜひ挑戦してみてください。

ちなみに、6月と7月は梅雨でほとんどチャンスがないので3月から5月をおすすめします。

月齢・月の出没時間に要注意!

天体観測で非常に重要なのは月の巡りです。

満月の夜は空全体が明るくなり、天の川はほぼ見えません。

新月前後の3,4日間を狙い、月の出没時刻もチェックしておきましょう。

天文アプリ Sky Guide や Star Walk などを使えば天の川の位置、時間帯、星の動きが一目で分かります。

他にも月齢カレンダーを活用してください。

天の川撮影のための撮影機材と設定

星景撮影に挑むにはそれなりの装備とテクニックが必要です。

以下に必要な機材と設定例を紹介します。

必須機材

カメラ:ミラーレスカメラがおすすめ

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レンズ:広角レンズ(14-24mm), 明るさF2.8以下

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三脚:頑丈でブレに強いもの

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レリーズまたはタイマー:シャッター時の振動を防ぐ

モバイルバッテリー:長時間撮影では必須

ヘッドライト:目に優しく撮影に支障が出にくい

撮影設定例

f値:開放(f2.8以下がおすすめ)

シャッタースピード:15秒前後(焦点距離によって調整)

ISO:3200前後

私はフルサイズカメラで20mmのレンズをつけてf1.8, シャッタースピード10秒とISO3200で撮っていますがいい感じに撮れています。

10秒なら星の流れも気にしなくて済みます。

30秒あたりで星が線みたいな形になってくるので注意しましょう。

*赤道儀を使えば星の流れを気にせずに撮影できます。

肝心の作例を大公開!

「城ヶ島でどんな感じに撮れるんだろう?」と思っているあなたに、実際に私が城ヶ島で撮影した写真を紹介します。

Nikon Z6II, NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
f1.8, 10sec, ISO3200

これは城ヶ島公園の中から撮影したものです。

城ヶ島公園内は街灯がほとんどなく、綺麗な星空が楽しめます。

この日は薄雲が大量発生していて、寒くて帰ろうと思ったときに急に晴れ始めました。

空は気まぐれですね🥺

同じ日に撮影した干潟星雲と三裂星雲です。

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星景写真だけでなく天体写真も楽しめます。

Nikon Z6II, NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
f2.8, 30sec, ISO400

これは快晴の日に撮影したものです。

天の川が肉眼ではっきり見えました。

もちろん写真にもばっちり写ります。

ポータブル赤道儀に乗せて撮影したので全然星がぶれてません。

もう少しISOを上げてもよかったかなと反省しています。

撮って出しは暗かったですがRAW現像で明るくしました。

Nikon Z6II, Ai Zoom Nikkor 35-200mm F3.5-4.5S
FL=200mm, f4.5, 30sec, ISO400

これは激安レンズで天の川を撮ったものです。

城ヶ島でどれくらい写るかなと思っていましたがめっちゃ写りました。

四隅の星が矢印みたいになってますがレンズのコマ収差のせいです。

撮影前の事前準備と現地での注意点

ここで注意点を書いておきます。

ロケハンは昼のうちに済ませる

夜は想像以上に真っ暗です。

ヘッドライトなしでは足元がわからないほどで、特に海沿いの岩場は非常に危険です。

滑って怪我をしたり、海に滑落してしまう危険もあります。

撮影場所の下見や構図の確認は明るいうちに行っておくのが鉄則です。

安全確保にもつながります。

海辺に行くときは滑りにくい靴を選ぶ

地平線近くの天の川を写したくなって海辺に行く場合は要注意です。

特に馬の背洞門に続く道はゴツゴツした岩場で、注意していないと簡単に滑ってしまいます。

滑りづらい靴で行くと安心感が違います。

レンズ交換はNG

焦点距離を変えたくなってレンズ交換をしたくなるかもしれませんが、城ヶ島でレンズ交換をするのはやめたほうがいいでしょう。

城ヶ島には常に潮風が吹き付けています。

レンズを外したときに潮風の塩分がカメラのセンサーにつき、汚れや故障の原因になることがあります。

「これ一本」と決めたレンズで撮影に行きましょう。

気象・風対策を万全に

城ヶ島は海に突き出た地形のため風が強い日が多く、霧も発生しやすいエリアです。

強風注意報が出るほど強い風が吹くこともあります。

三脚は頑丈なものにしてください。

また、防寒着・ウインドブレーカーの携帯は必須です。

レンズの結露対策(レンズヒーター)も準備しておきましょう。

おすすめのレンズヒーターはこれです。

巻きやすくて助かってます。

私はレンズヒーターは4つ持ってます笑

他の撮影者の邪魔をしない

馬の背洞門は人気スポットで、新月前後の晴れた夜には大体人がいます。

周りに人がいる中で強いライトを照らしたり、邪魔になる場所で立ったりしていると迷惑です。

特に気をつけてほしいのが「星空ポートレート」で、馬の背洞門の中に立っている人をシルエットに背景に天の川を写すものが流行っています。

結婚式の前撮りで訪れることもあるかもしれません。

しかし周りには馬の背洞門と天の川を撮りたい人がたくさんいます。

馬の背洞門の中に立つ場合は必ず周りの人に声をかけて、短時間で済ませるようにしましょう。

周りに人がいなければ大丈夫です。

城ヶ島はマグロで有名

天の川を撮影し終えた後、せっかくなら近隣の観光やグルメも楽しみたいところです。

城ヶ島や三浦市は特にマグロが有名で、マグロ目当てで都内から人がやってくるほどです。

京急が「みさきまぐろきっぷ」というものを発売したりしています。

ただ、みさきまぐろきっぷは当日に限り有効なので日をまたぐ天の川撮影には使えません。

残念ですね。

城ヶ島に行ったらぜひマグロを味わってみてください。

美味しいですよ。

まとめ:天の川を撮るなら「城ヶ島」で決まり!

神奈川県内にあって、ここまでの条件がそろった星空スポットは他にありません。

光害の少なさ、綺麗な景色、アクセスの良さ、そして何よりも美しい夜空。

「関東に住んでいてもここまでの星景が撮れるんだ」と驚きと感動が味わえるはずです。

新月の夜、あなたのカメラで無数の星々をとらえてみませんか?

城ヶ島で見た星空はあなたにとって一生忘れられない一枚になると思います。

では。

星景写真のバイブル↓

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NIKKOR Z 20mm f/1.8 S は最強のレンズ!作例とレビュー

カメラバッグの中身が単焦点レンズだらけになってきた、Zマウントユーザーの私です。

今回は私が最初に手にしたレンズを紹介します。

その名も NIKKOR Z 20mm f/1.8 S です。

普通の人が最初に手にするのは40mmとか50mmのレンズだと思うのですが、よりによって私が最初に手にしたのは20mmの単焦点でした。

作例

まずは作例から見ていただきましょう。

Nikon Z6II と NIKKOR Z 20mm f/1.8 S の組み合わせです。

あとは私のインスタで紹介してます。

広角なのに全然怖くない

20mmというと結構広い画角です。

初心者の方には「広角って構図難しくない?」と思われがちですが、このレンズはそういった「広角のクセ」をいい意味で感じさせません。

撮っていて、ただ楽しい。

自然な遠近感で線はまっすぐ、色もすっきり抜けていて、写真に「安心感」があるのです。

広角レンズにありがちな「面白いけどクセが強い」感じとは無縁で、むしろ「え、こんなに素直でいいの?」と思えるほど。

初めての超広角単焦点として非常におすすめできます。

開放f1.8の実力をなめてた

「f1.8って、ボケるけどそこまでじゃないでしょ」と思っていた私が甘かったです。

広角でボケっても背景はごちゃごちゃするし、寄ってもなんか中途半端…なんて思ってた日々、もう戻れません。

このレンズは違います。

本当にボケが美しい。

背景がなめらかに溶けて、被写体がスッと浮かび上がります。

しかもピント面は超シャープなので、立体感がハンパない。

テーブルの上のマグカップを撮っても、「これ雑誌に載ってるやつ?」と思えるほどの画が出てきます。

寄って、シャッターを開けて、撮る。

このルーティンが楽しくてやめられません。

寄れるって正義

最短撮影距離が20cmと、マクロレンズ並みです。

これは本当に便利です。

広角レンズは被写体との距離を取るもの、と思い込んでいた私にとってこれは衝撃でした。

テーブルフォトや日常スナップでも、ちょっとした花や雑貨を「超広角×近接」で撮ることでまったく新しい世界が見えてきます。

私は「超広角こそ近接撮影するべき」と思っていますが、NIKKOR Z 20mm f/1.8 S はまさにそれを叶えてくれる最高の相棒です。

特に面白いのが「主役を大きく写しつつ、背景もごっそり入れられる」こと。

これは普通の中望遠じゃ絶対にできません。

しかも背景は自然にボケるので、空間をそのままパッケージして記録できる感覚です。

被写体の近くまで寄れる割に、背景も広く取り込める。

これはかなり中毒性があります。

星空が点になるレンズ、それが NIKKOR Z 20mm f/1.8 S

星景写真を撮る方にとって、レンズ選びは本当にシビアです。

「明るい」「広い」だけじゃダメ。

星が流れたり、光が滲んだり、四隅の星がタコ足になったり…

いろいろなトラブルが発生します。

ですがこのレンズは違いました。

f1.8の明るさでISOが低くて済むのはもちろん、絞り開放でも星がシャキッと点で写ります。

サジタルコマフレア(四隅の星がおかしな形になる現象)も非常に少なく、画面四隅まで綺麗に星を捉えてくれます。

私も実際に使っていて、「補正しなくていい星景レンズってこんなに気持ちいいんだ…!」と感動しました。

しかも軽いので、三脚に乗せても取り回しが良く遠征でも大活躍です。

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カフェや室内撮影もおまかせ

広角の強みは「狭い場所でも広く写せる」ことです。

これは日常スナップでも本当に便利です。

たとえば小さなカフェ。

普通のレンズではテーブル全体や窓際の雰囲気まで入れられないこともありますが、このレンズなら大丈夫です。

空間をまるっと切り取れる感覚です。

さらに、暗い室内でもf1.8が効いてきます。

ISOを上げすぎずに済むし、自然光だけでもしっかり写るので最強です。

撮れた写真を見返すと、「まるで自分がその場にいるような感覚になる」のがすごいです。

記録というより、思い出そのものを残してくれているような感覚になります。

動画撮影でも大活躍。AFが静かすぎる

動画ユーザーにもこのレンズはおすすめです。

まず、オートフォーカスが静かでほぼ無音です。

AF速度も速く、迷いがないので被写体が動いてもちゃんと追ってくれます。

ジンバルに乗せても軽くてバランスが取りやすく、歩きながらの撮影でも安心です。

手ぶれ補正も内蔵していて、旅行Vlogや街歩き動画、建築記録映像なんかにもぴったりです。

単焦点の自由さに気づかせてくれた一本

NIKKOR Z 20mm f/1.8 S は「ズームのほうが便利だから…」と敬遠していた方にぜひ一度使ってみてほしいレンズです。

確かにズームのような画角の自由度はありません。

ですが、画角が決まっているからこそ構図をしっかり考えるようになります。

そして、その制限の中で「こんな面白い絵が撮れるんだ!」と発見できる喜びがあります。

私はカメラを始めて最初に NIKKOR Z 20mm f/1.8 S という単焦点を手にして、「画角を変えるために自分の足を動かす大切さ」を学びました。

確かに、ズームレンズのほうが一瞬で画角が変えられるので非常に便利です。

ですが、ズームレンズだと自分で工夫して最高の立ち位置を見つける工夫ができなくなってしまいます。

写真初心者の方こそ単焦点レンズに挑戦してほしいです。

このレンズを使っているとカメラとの一体感が高まって、「自分が撮っている」という感覚がより強くなります。

写真の楽しさを再確認させてくれる一本だと感じています。

結論:NIKKOR Z 20mm f/1.8 S は最高のレンズ!

このレンズには数字では語りきれない魅力があります。

画角、明るさ、描写、軽さ、寄れること、動画性能、どれを取っても優秀です。

ですが何より強く感じたのは「持って撮ることが楽しい」という感覚です。

Zマウントという最新設計にふさわしい、次世代の広角単焦点レンズ。

買って後悔することはまずないと思います。

むしろ、これを使わないまま広角を語っていたことにちょっと申し訳なくなるくらいです。

もし今、あなたが広角レンズを探しているなら NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sは最高の相棒になってくれるはずです。

超広角の世界、はまると抜け出せませんよ。

では。

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きりん座のIC342銀河を野辺山から

2月末に行った野辺山遠征の画像で、まだブログにアップしていないものがたくさん出てきました笑

他にもまだブログにあげていない過去画像が山積みです。

というわけでそれらを一気に消化していきたいと思います。

今日紹介するのはきりん座のIC342銀河です。

結果

Date: Feb 28 in 2025
Location: @野辺山 (SQM 21.68)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10°C)
Telescope: Vixen R200SS, MPCC Mark III (FL 800mm, f4)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: ZWO IR cut filter
Exposure: 3min x36 (108min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT

IC342はきりん座にある渦巻銀河です。

カタログ上の視等級は9等級くらいですが、実際は天の川の塵に遮られて非常に淡くなっています。

暗い場所でなければIC342は撮影できないでしょう。

撮って出しはこんな感じです。

ほとんど背景と同化してしまっていて分からないですね。

野辺山でこのレベルなので光害地からでは撮影できないと思います。

系外銀河の割には背景の星が多いですが、これは天の川銀河内の星々です。

天の川銀河の星や塵に隠されて見えづらくなっている様子がわかります。

可視光では細かい構造はほとんど見えませんが、赤外線や電波を使うと細かい構造がわかるそうです。

この写真でも分かる通り、IC342の中には無数の赤いつぶつぶがありますね。

これはHII領域と言われるもので、高いエネルギーを受けて星形成が活発に行われている領域です。

IC342は地球から1000万光年ほどで意外と近いのですが、姿が見えづらかったので発見が遅れてしまいました。

今では天文ファンの間で"難物"(淡すぎて撮影するのが難しい天体)として話題になっています。

今回撮影できてよかったです。

きりん座は冬なのでしばらくのお別れですね。

また冬に会えることを楽しみにしてます。

では。

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