ふたご座流星群の季節がやってきました。
今年は天気が悪くしかも満月に近いので諦めました。( ᵒ̴̶̷̤-ᵒ̴̶̷̤ )
その代わりにふたご座の有名な散開星団、M35とNGC2158を撮影したので紹介します。
結果
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Date: Dec 12, 2024
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: Takahashi FC-76DCU, 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV 165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 2min x13 (26min)
Processing: PixInsight, NXT
FWHM: 3.3790
大きく広がっている青色の星団がM35で、その右下に小さくまとまっている黄色い星団がNGC2158です。
今回はBXTを使わず、星のハロをあえて強調して星団のキラキラ感を表現してみました。
FC76-DCUの星像の鋭さのおかげでBXTなしでも問題なく処理できました。
短い26分露光でしたが、星団は背景を強調処理して持ち上げる必要がないので処理が楽です。
SXTで星と背景を分けるのもいいですが、今回は輝度マスクを使って処理しました。
結果的にSXTを使うよりも自然になったと思います。
NGC2158のつぶつぶの解像度が足りない気がしますが、大口径の反射望遠鏡を使って撮影するともっときれいになるかもしれません。
撮って出し
2分露光の撮って出しです。
この時点でM35もNGC2158も写ってますね。
光害地で撮りましたが、L-Quad Enhance Filter のおかげで色被りもなく自然な色の表現ができたと思います。
星団の画像処理はシンプルですが奥が深いですね。
気が向いたら再処理してみようと思います。
では。