秋も過ぎカシオペヤ座も下がっていくようになりました。
ですがNGC7789を見るのにはまだ間に合います。
カシオペヤ座の中で最も美しいと言っても過言ではない散開星団、NGC7789です。
結果
Location: @横浜市 (SQM 18.60)
Date: Dec 21, 2024
Camera: ASI533MC Pro
Telescope: Takahashi FC-76DCU, 1.04x flattener (FL 592mm, f7.8)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV 165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 3min x11 (33min)
Processing: PixInsight, NXT
FWHM: 4.0967
今回は久しぶりの自信作です!
見れば見るほど美しい星団だなと思いました。
今まで二重星団やメシエ天体の散開星団も撮ってきましたが、NGC7789が一番好きかもしれません。
photogenic-night-sky.hatenablog.com
黄色い星と青い星の調和が特に美しいですね。
ずっと眺めていても飽きません。
Caroline's Rose の名にふさわしく、眺めているとバラの花にすら見えてきます。
この星団自体は+6.7等級で明るくはなく、しかも25'(25分角)と大きくはないのですが星の並び具合がとても美しいと思います。
散開星団だと30秒くらいの露光を何十枚も重ねる人が多いのですが、今回は1コマあたり3分間の露光を与えました。
最近は無駄に枚数を重ねるよりも1コマあたりの質を高めていくことが一番重要だと感じるようになりました。
ASI533MC Pro のダイナミックレンジの広さも相まって美しい描写ができたと思います。
また、タカハシの望遠鏡はもともと像が鋭いのであえてBXTを使わずに処理を進めました。
結果としてより自然な描写になったと思います。
反射望遠鏡の十字の光条が出ている散開星団も好きですが、個人的にはNGC7789には屈折望遠鏡が似合うと感じます。
撮って出し
3分露光の撮って出しです。
この時点ですでに星団の星々が写っていますね。
散開星団は都会からでも十分楽しめるので撮ってみてはいかがでしょうか。
では。