夏といえば球状星団、冬といえば散開星団です。
今は冬なので散開星団を撮りまくっています。
まずはひと通りメシエ天体をコンプリートしようということで今日はM48を紹介します。
結果
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Date: Dec 17, 2024
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, -10℃)
Telescope: WO Redcat51 (FL 250mm, f4.9)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV 165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 1min x40 (40min)
Processing: PixInsight, drizzle 2x, BXT, NXT
FWHM: 2.1674
うみへび座は南北に長く、尻尾の部分は赤緯が低く日本からだと見づらいです。
特にうみへび座銀河団は南中しても30°未満なのでアンタレス並みの低さです。
ですがM48は比較的赤緯が高く簡単に観測することができます。
それでも大きさは30'(30分角)と満月並みの大きさであり、決して大きくはないので少し拡大する必要があります。
フルサイズカメラであれば800mm前後の焦点距離がほしいところ。
今回は 533MC Pro との組み合わせで撮りましたが、それでも拡大率不足だったのでdrizzleでアップスケールしました。
すっかりdrizzle依存症です笑
今回BXTは correct only のみ使用し、NXTを使ってノイズ処理をしました。
あとは輝度マスクをつくって彩度をコントロールしながら画像処理しました。
散開星団の画像処理は簡単ですが意外と奥が深いです。
また今度再処理してみようと思います。
では。